脱毛サロンやクリニックのクーリング・オフ期限や手続き方法

更新日:2021/01/31/スキンケアマイスター中村由樹

脱毛サロンやクリニックで契約後、早い段階なら「クーリング・オフ」制度を利用できます。一定の期間であれば、どんな理由でも契約を解除することが可能です。もしもの為に、期限や手続き方法をご紹介します。


友達が昨日脱毛サロンで契約したんだけど、帰ってよく考えてみたら、やっぱり解約したいんだって~どうすれば良いの?

昨日の契約なら、国が定めた「クーリング・オフ」が適用となるから、手続きをすると良い。

詳しく教えて!

クーリング・オフとは?

そもそもクーリング・オフとは、一度は契約や申込をした後でも、考え直せる様に、一定の期間なら無条件で契約や申込を撤回・解除することができる制度だ。もちろん、金額も全額返金されるよ。訪問販売や、電話勧誘、塾や教室、結婚紹介サービス、訪問販売そして、脱毛サロンや医療クリニックなどでの取引で利用が可能だ。

消費者を守るための制度だよね!サロンやクリニックでの契約なら、どんな内容でも該当するの?

良い質問だ。条件があるから説明しよう。

脱毛サロンやクリニックの場合の適用条件

脱毛サロン、いわゆるエステサロンや、医療クリニックでは、期間が1月を超えるもので、金額が5万円を超える場合のみ、クーリング・オフが適用される。

適用条件

いわゆるエステティックや美容医療
期限8日以内
期間1月を超えるもの
金額5万円を超えるもの

化粧品、石けん(医薬品を除く)および浴用剤、下着類、美顔器、脱毛器をサロンやクリニックで買った場合も、「関連商品」としてクーリング・オフが可能だよ。

そうなんだ!期限が8日以内ってことは、12月1日に契約したら12月9日までにクーリング・オフをすればいいのね?

期限は契約書面を受け取った日を入れて8日以内!

クーリング・オフの期限は、契約書面を受け取った日を1日目として計算して8日以内となる。契約日の翌日は2日目、だから12月1日に契約したら12月8日までに手続きをする必要があるんだ。1日でも過ぎるとクーリング・オフは適用されないから気を付けよう。まれに、サロンやクリニックによっては全額返金の期限を8日以上に設定している場合もあるから、まずは契約書を確認すると良い。

契約期間が1カ月を超えるものに適用

契約期間は1カ月を超えるもののみクーリング・オフが適用される。だから、1回の単発の脱毛や、よくある月謝制の月額制プランには適用されないよ。

月額制プランは適用されないのね!気をつけなくちゃ!

契約金額が5万円を超えるものに適用

契約金額が5万円未満のものにもクーリング・オフは適用されない。1年を超えるものでもキャンペーンなどで5万円を超えない脱毛プランは、対象外となるのさ。

迷ったら消費者ホットライン化国民生活センターへ相談を!

自分が解約したいのがクーリング・オフが適用なのか迷う場合もありそうね…。

適用条件に当てはまるのか迷った時は、一人で悩まずに「消費者ホットライン」188番に相談しよう。消費者ホットラインが話中でつながらない場合、国民生活センターの「平日バックアップ相談」もあるよ。

消費者ホットライン188
国民生活センター平日バックアップ相談03-3446-1623【平日の10時~12時/13時~16時】

また、直接各地の消費生活センター等に相談してもOKだ。クーリング・オフは期限があるから、一人で悩まずにすぐに相談することをおすすめする。

手続き方法

クーリング・オフの手続きは必ず書面で行おう。ハガキ1枚でOKさ。

ハガキ1枚なら、簡単ね!書き方を教えて!

脱毛サロンやクリニック用のハガキ

サロン、クリニック宛てのハガキは、契約年月日、サロン名と、契約したコース名、金額、覚えていれば担当者名、ハガキを書いた日付、自分の住所と名前を書けばOKだ。

OK!表面の宛先は、契約店舗宛先に送ればいいの?

脱毛サロンやクリニック用のハガキ

サロンを運営している会社の代表者宛に送ろう。送り方は、ポストに入れるより「特定記録郵便」や「簡易書留」などの記録の残る方法での郵送が良いよ。また、証拠としてハガキの両面コピーをとるのを忘れないように。

クレジット払い・ローン払いの場合はクレジット・ローン会社への通知も忘れずに

契約時にクレジット会社やローン会社と契約している場合は、その会社にも同時に書面を送るのを忘れないように。

脱毛サロンやクリニック用のハガキ

クレジット会社やローン会社宛てのハガキは、契約年月日、サロンと契約したコース名、金額、覚えていれば担当者名、ハガキを書いた日付、自分の住所と名前を書けばOKだ。

分かったわ!でもこの内容だと、郵送中に個人情報が丸見えになってなんか嫌だな…。

確かにハガキだと、個人情報が丸見えになるから気になる人は、白い用紙に上記の内容を記載して、封筒に入れて郵送すると良い。

送る前に要チェック!クーリング・オフの注意事項

クーリング・オフする際の注意事項を教えて!

クーリング・オフは必ず書面で

まず、基本的にクーリング・オフの通知は書面で行おう。

通知書面は両面コピーを

通知書面を書いたら、送る前に必ず両面をコピーして、証拠として保管しておこう。

「特定記録郵便」または「簡易書留」で送ろう

通知書を送る時は、送った記録の残る「特定記録郵便」または「簡易書留」で送ろう。消印がクーリング・オフ期限の8日以内になっているか確認できるし、万が一「送られてきていません」と言われるのを防げるからね。

種類料金特徴
特定記録郵便基本料金+160円
  • 郵便物等を差し出した記録が残る
  • インターネット上で配達状況を確認できる
  • 受取人の郵便受箱に配達される
簡易書留基本料金+320円
  • 引き受けと配達の記録が残る
  • インターネット上で配達状況を確認できる
  • 原則として5万円までの実損額を賠償してくれる
  • 配達員から受取人への手渡しで、受け取り時にはサインか印鑑が必要

関係書類は5年間保管を

送付の記録や契約書などの関係書類は、5年間保管しよう。

中途解約の方法や返金額・期限について

契約してから8日を過ぎた場合は、クーリング・オフはできないが、中途解約は可能だ。

中途解約とクーリング・オフはどう違うの?

中途解約とクーリング・オフの適用条件の違い

種別クーリング・オフ中途解約
期限8日以内8日後もOK
金額5万円を超えるもの
期間1カ月を超えるもの
違約金なしあり

中途解約とクーリング・オフの適用条件の違いは、期限と、違約金の発生の有無だ。クーリング・オフの場合は無条件で全額返金されるが、中途解約は違約金が発生し、残金から違約金を引いた額が返金される決まりさ。

返金額の計算方法

脱毛サロンや医療脱毛クリニックで中途解約する場合、下記の違約金が発生するよ。お店によっては、解約手数料と呼ぶ場合もあるね。

違約金

2万円又は契約残額の10%に相当する額のいずれか低い額

じゃあ返金額はそれを引けばいいわけだから…。

返金額

契約金額―施術済みの料金―違約金(2万円or契約残額の10%のいずれか低い額)

脱毛サロンや医療脱毛クリニックによっては、中途解約でも違約金は発生しないというところもあるよ。詳しくは契約書面や店舗やコールセンターに確認をしよう。

中途解約の流れ

中途解約の流れは、サロンやクリニックによって異なるが、ここではオーソドックスな流れをお伝えしよう。

コールセンターや店舗に電話

まずはコールセンターか契約店舗に中途解約したい旨を電話。店舗での解約を希望なら来店日を予約。郵送での手続きを希望ならその旨を伝える。電話のみで解約手続きが完了するお店もある。

直接店舗へ行くor解約手続き書類を郵送してもらう

店舗での解約の場合は予約日に、契約書類や返金希望口座の通帳、印鑑などを持って直接店舗へ。郵送での解約の場合は、書類が送られてくるのを待つ。

店舗で書類に記入して解約or書類に記入して返送

店舗での手続きの場合、必要事項を記入すればその場で手続きが完了する。郵送での解約の場合は、必要事項を記入後返送する。

クレジットカード会社やローン会社へ連絡(※必要な場合のみ)

支払いを現金ではなくクレジットカードやローン払いにしていた場合には、該当の企業にも電話をして解約した旨を伝える。

指定の口座に返金される

手続き完了後2週間~1カ月程度で、指定の口座へ返金される

返金されたかどうかを後日しっかりチェックしないとね!

お店や契約コースによっては返金期限がある場合も

注意したいのは、お店や契約コースによって、返金期限がある場合だ。30万円の脱毛コースを契約して、10万円分消化した場合、普通に考えれば、30万円ー10万円(消化分)ー2万円(違約金)=18万円返金される計算になるが、コースの返金期限や有効期限などを過ぎてからだと1円も返金されないなんて場合もあるんだ。

それは辛い!事前に契約内容をしっかり確認しておかなくちゃね!

まとめ

クーリング・オフについての理解は深まったかな?このページのポイントをまとめておこう。

  • 契約日から8日以内、金額が5万円を超える、期間が1カ月を超える場合、クーリング・オフが適用となる
  • クーリング・オフなら無条件で全額返金してもらえる
  • ハガキを郵送でOK
  • クレジットカード会社やローン会社への通知も忘れずに
  • 8日を過ぎても中途解約は可能
  • 中途解約は違約金が発生する

もし書き方で迷ったり、適用条件に当てはまるか不安な時は、一人で悩まないで全国の消費生活センター等に連絡してね!消費者庁の「188」の消費者ホットラインも活用すると良いよ。

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